心理学 心理療法 自己理解

【認知の歪み】マイナス化思考とは?意味と対策を解説

スポンサーリンク

 

「なんでそう悲観的なモノの見方しかできないのか」

「そんなに自分を卑下する必要ないのに」

 

上記の人に見られる「マイナス化思考」について解説。

 

対策とあわせて、ぜひ最後までお読みください。

 

 

 

マイナス化思考とは?

 

客観的に良いことや何でもないことでも、全て悪い捉え方をする思考法。

 

たまたま上手くいっただけ

 

マイナス思考は、予想がネガティブなことに対し、マイナス「化」思考は、起きた結果にネガティブな評価をしてしまいます。

 

マイナス化思考は、結果が自分の努力によるところが大きいのにもかかわらず、外部要因(運や環境)に重きを置くことで、無力感に苛まれます。

 

危機管理や事前準備においては、有効に働くこともあるマイナス化思考。

 

ネガティブな出来事が命に直結した過去がある人類は、そのような出来事に過敏に反応せざるを得ません。

 

しかし、現代ではマイナス化思考は、過剰な反応かもしれません。

 

くよくよ悩むことはデメリットが大きい。

 

【マイナス化思考】対策法

 

対策法は以下の3つ。

 

  • 気晴らしを行う
  • 自分にアドバイスをする
  • 素直に受け取る

 

順番に見ていきます。

 

気晴らしを行う

 

何より避けなければならないのは、常にネガティブな出来事を考え続けること。

 

そのこと自体に悪影響が及ぶのはもちろん、「考えないようにしなければ」も対策としては避ける。

 

 

余計に考えることに繋がるので、何にせよ「別のことをする」という必要があります。

 

出来るだけ、集中力の要求される作業、それだけしかできない作業が好ましいです。

 

時間と距離を置くのが第一。

 

自分にアドバイスをする

 

自分の問題ではなく、近しい人が同じような状況にいると想像します。

 

こうする理由は、他人の問題として考えることで、人は解決策を思いつきやすくなるから。

 

「自分では長い間悩んでいたけど、相談したらあっさり解決できた」という経験を、自分で起こします。

 

素直に受け取る

 

心の中では、「本当かな?」と疑問に思っていても、褒め言葉を素直に受け取る癖をつける。

 

そうすることで、ネガティブ面だけでなく、ポジティブな面も見えてきます。

 

1回では「そうかも」とはならなくても、刷り込みというのは強力。心理学の研究からも、意外とバカに出来ません。

 

「どうせ皮肉だよ」と悪いようにだけとらないようにしましょう。これでは、堂々巡りです。

 

【マイナス化思考】まとめ

 

マイナス化思考に気づく、または対策するには、自分の考え方に「ズレがないか」を探す姿勢が重要です。

 

仕事を例にし、もし「〇〇(自分のネガティブな状態)」とする。

 

  • それなら仕事を任せてもらえていないな
  • それなら辞めさせられているな
  • それなら怒られているな

 

上記のように起きていない出来事も考える。

 

避けるべきなのは、「〇〇に違いない」という1つの考え方に固執することです。

 

「ポジティブに物事を考えろ」というわけではありません。

 

複数の可能性を考慮に入れないと、そもそも前向きな考えが出てこない点が問題です。

 

認知の歪みはマイナス化思考に留まりません。ぜひ、以下の記事も参考にしてみてください。

 

 

 

では、また。

 

 

 

スポンサーリンク

-心理学, 心理療法, 自己理解

© 2024 GROUND Powered by AFFINGER5