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【多いと選べない】決定回避の法則とは?意味や対策について解説

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豊富なメニューを見ると、決定できなくなり、ついおすすめを聞いてしまう。

 

こんな人に潜む「決定回避の法則」について意味を解説。

 

その他に理由や代表的な実験、対策について解説。ぜひ、最後までお読みください。

 

 

 

決定回避の法則とは?

 

選択肢が多すぎると、その中から1つを選んで決定することを避けたくなること。

 

何か決断する際、起こりうる可能性としてなるべく多くの選択肢を考えておく。

企業であれば、個々人の嗜好に合わせて多くの商品やメニューを開発した方がいい。

 

上記のような考え方は、「世間的な常識」として通用しています。

 

しかし、魅力的な選択肢が多くなるにつれ、個人は葛藤(迷い)を経験するのも事実。

 

  • 決定の先送り
  • 新しい選択肢を探す
  • デフォルトの選択肢を選ぶ
  • 選ばなくなる

 

結果として上記のような選択をしてしまう。

 

往々にして、問題が発生するときは「やっておけばよかった」などの後悔があります。

 

アメリカの消費者調査によると、選択肢の数と選択肢に関する情報の両方が増加すると、人々はより少ない選択肢を検討する。

 

そして、選択肢に関して利用可能な情報全体のうちより少ない割合を処理する傾向があります。(Hauser & Wernerfelt, 1990)

 

  • 3つの選択肢の場合21%の人が消去法を選択
  • 6つの選択肢の場合31%の人が消去法を選択
  • 9つの選択肢の場合77%の人が消去法を選択

 

【決定回避の法則】理由

 

一言で言えば脳のエネルギーを節約するため。私たちは同時に一度の情報処理が得意ではない。考えたり、覚えたりには限度があります。

 

情報を逐一、理論立てて考えては処理が追いつかない。また非常に疲れます。

 

ラクをするために、また素早く決断を下すために決定回避の法則は有用な戦略です。

 

心理学用語でヒューリスティクスと呼ぶ

 

【決定回避の法則】実験

 

コロンビア大学のシーナ・アイエイガー教授が行った実験。

 

ジャムの試食販売で、6種類から選ぶグループと24種類から選ぶグループの2つに分ける。

 

試食ブースで6種類のジャムよりも24種類のジャムを陳列した方が多くの消費者を惹きつけました。

 

しかしその後、6種類のジャムだけを陳列した方が、消費者がジャムを購入する可能性が高くなることが示された。

 

6種類のグループ

試食をした人の割合:40%
試食後に購入した割合:30%
全数の購買率:12%

 

24種類のグループ

試食をした人の割合:60%
試食後に購入した割合:3%
全数の購買率:1.8%

 

本研究で得られた知見は、豊富な選択肢は消費者にとって最初は非常に魅力的に見えるが、その後の購買意欲を低下させる可能性があることを示している。

 

多すぎる選択肢の中はストレスを感じさせる。また「もっと良いものがあるかもしれない」と思い、決定できなくなる。

 

ベストな選択でないなら、損をすることになる。それは避けたいとなります。

 

【決定回避の法則】対策

 

ここでの対策は、決定回避をしてしまうのは避けられないとして

 

選択肢を適切な数に持っていくこと

決定回避した後悔を減らす

 

上記の2点。今までの議論から「多すぎる選択肢にもデメリットがある」ことはわかりました。では、適切な選択肢はどのくらいか?

 

過剰ではなく妥当と思われる選択肢の正確な数は、選択者の選択目標に対する認識と、選択対象に関する事前の専門知識の機能に左右されます。

 

もう少し砕くと、「問題意識と事前知識」を持っているかどうか。

 

問題意識は、多少なければ動く理由がないので、問題はその深さ。事前知識は選択肢を絞るために使われます。

 

ただこれらは、「自分が真剣に問題に取り組み、『やれるべきことはやった』といえるところまで持っていく」という当たり前の事を言っているにすぎません。

 

そうでもしなければ、決定回避に関わる後悔を最小限にすることは出来ません。

 

改善の余地が多ければ多いほど、後悔は増えていきます。

 

【決定回避の法則】まとめ

 

沢山の選択肢があると、当人は選択の過程を楽しむが(その機会が与えられるため)、選択したものに対してより責任を感じます。

 

選択過程に対しての欲求不満や自分の選択に対する不満が生じやすくなる。何より自分で選択している以上、他人のせいにもしにくくなる。

 

特に先行研究は、選択する当人が自分の課題に「専門家の情報が必要である」と認識すればするほど、選択しない傾向が強くなり、さらに、他の人(専門家など)に選択を委ねることさえあります。

 

ここまで人は決断したくない

 

今までの議論を総括すると、自分にとっての本当の重大事は真剣に取り組んでおくとなります。

 

言われなくてもなことですが、決定や選択についての問題の解決はこれに尽きます。

 

では、また。

 

 

 

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