「あの問題落としたから、赤点だわ」。「あんなこともできないなんて、嫌われたに違いない」。
このような言葉に潜む「心のフィルター」について解説。対策とあわせて、ぜひ最後までお読みください。
選択的抽出とは?
ある事実の一部分であるネガティブな面だけから結論を出し、ポジティブな部分を排除してしまうこと。
こんなに間違えたから、落第に違いない
こんだけ振るわなかったから、オーディションに落ちたに違いない
例えば、上記。たった1つの気づきで全否定してしまう。
良い面と悪い面を含む物事を事実とすれば、「心のフィルター」は錯覚です。そこには客観的視点がない。
【心のフィルター】対策
「その時に何が起こったか」を書き出していきます。
そして、以下のように質問していく。
- 「本当に悪い出来事といえるか」
- 「それは自分の決めつけや思い込みではないか」
- 「悪く思う根拠は何か」
もちろん、失敗に感じる出来事も振り返ればあるかもしれないが、下記のような出来事もあるはず。
- 成功した出来事
- 意外と大丈夫だった出来事
- 心配したほどでもなかった出来事
結果的に「自分は過度にネガティブな一面だけを見ていた」と気付けるようになるでしょう。
【心のフィルター】まとめ
後になって振り返ったとき、その出来事が大事で、失敗できないものであればあるほど心配になっていきます。
そんなときほど、「何が出来たか」を振り返る癖をつけていく。失敗だけに目を向けては、次に活かすにも気力がいります。
「ここは改善した」といえる箇所を見つけるにも、選択的抽出とは距離を置くようにしましょう。
振り返りに伴うストレスへの対処法は以下の記事がおすすめ。
では、また。