「いつもこうなってしまう」「何をやってもうまくいかない」。
このような考え方に潜む「過度の一般化」について解説。
対策と併せてぜひ、最後までお読みください。
過度の一般化とは?
一部の経験を、「全ての物事や状況において発生する」と思考を広げて結論づけてしまうこと。
- 1回の料理の失敗で、料理下手
- 1回のスポーツテストで、運動神経が悪い
- 1度の受験失敗で、他も受からない
例えば上記。
口癖として、「いつもこうなる」「みんなこうだろう」「絶対ダメ」などが挙げられる。
過度の一般化が強くなると、考え方が固定されたり、思い込みを事実と強く誤認していく。
そして、自ら行動を制限したり、行動をしなくなっていきます。
似たような心理傾向として「少数の法則」というものがあります。
【過度の一般化】対策
あくまで自分で気づく上での対策。疑うことが解決につながります。
- 「本当にそうか」
- 「自分の決めつけや思い込みではないか」
- 「そう思う根拠はあるか」
- 「そんな知り合いがいたらどう思うか、何を言うか」
例えば、上記のように自分に問いかける。
ただ当の本人は無自覚である、問題を問題と思っていることがないケースも大いにある。
ただ自分で「常識と思っていることを常識でない」と一歩引くことは、やろうと思って簡単に出来るものではない。
そんなときは、無理にでもポジティブな面がないかを考える。
「100%悪いものなら、なんでそんなものがあるのか」とその人、その考え方の存在理由を1つの疑問として考える。
1つ1つ「違う見方もあるのか」を繰り返していくことで、自分の思考の癖に気づいていきます。
【過度の一般化】まとめ
過度の一般化は、一部の経験を、「全ての物事や状況において発生する」と思考を広げて結論づけてしまうこと。
一般的な考えと飛躍した考えの区別は難しい。なぜなら「自分は常識的に物事を考えていない」とは普通思わないからです。
「事実なのか、自分の思い込みなのか」。真相の有無を確かめるかは別として、最低でもこの区別をつける。
すると、過度の一般化に伴う偏見を減らせていけるでしょう。
では、また。