ストックをしておいた方が、いざというときに困らない。
セールでまとめ買いしておいた方が、お金も浮く。
このような意見に対して、この記事では、ストックをしないメリットと実践方法を解説。
そこには、ミニマリストの考え方も隠れています。ぜひ、最後までお読みください。
【ストックしない】メリット
ストックをしないメリットは以下の4つ。
- ストレスが減る
- ムダにならない
- すぐに新しいモノを試せる
- モノの取捨選択ができる
順番に見ていきます。
ストレスが減る
- セール、値引きが気になる
- 収納場所の確保や工夫の手間
- 探し物をする時間とイライラの発生
- 掃除の手間
例えば、上記。
ストックをしないということは、必要になったときに買うということ。
そのときの値段で買うため、セールのときに比べたら多少損するかもしれません。
- 「セールになっているから買う」という出費がなくなる
- セールのタイミングを待つモヤモヤ
- 「あのとき買っておけば」という後悔がなくなる
しかし、上記のような悩みがなくなります。
セールで浮くお金と、無駄遣いが減るお金。金銭的な損はトントンと考えても、悩み事は減らせます。
ムダにならない
- 結局使わなかった
- 賞味期限切れの食べ物
- 前に買い置きしていた
上記のような失敗が減ります。結果的にセールで浮いたお金よりトクするかもしれません。
すぐに新しいモノを試せる
「こっちの商品が良さそうだけど、まだ〇〇があるからな〜」がなくなります。
そして、ストックがなくなれば、その時々の一軍を使うことが出来るでしょう。
「買ってよかった」を増やすには、どうしても試行錯誤の回数が必要です。
日用品1つとっても、こだわりを持って買えると、自己肯定感や日々のQOLが上がります。
モノの取捨選択ができる
自分にとって必ず必要なモノ、そうでないモノの区別がより鮮明になります。
これの何がいいかというと、お金の使い道の優先順位がつけられること。
「何となく必要かも」が多いと、どうしても出費が多くなります。
「最低限これだけあればいい」というモノが把握できていくと、精神的余裕も生まれます。
【ストックをしない】実践方法
ストックをしない生活をする際、気にしたいポイントは以下の5つ。
- 本当にストックしないと困るものかを考える
- 定番品を極力選ぶ
- 見える位置に置く
- 災害時も使えるかを考える
- 第二の選択肢を考えておく
順番に見ていきます。
本当にストックしないと困るものかを考える
これは、ストックがなくなったときに「自分はどうなるか」を炙り出すため。
毎日使うモノでなければ、いざなくなっても、そこまで困らないかもしれません。
大袈裟かもしれませんが、「あれもこれもストックしておかないと不安」という方には、効果的です。
まずは、ペン類や紙類など、比較的代用可能なものから始めてみるといいでしょう。
定番品を極力選ぶ
「〇〇でないと困る」というものを極力減らし、近隣店舗に在庫があるものを選択していきます。
できるなら、自分の定番品がある店の近くに住みましょう。
「必要になったら買いにいける」という安心感が「必要なときにないと困る」という不安を軽減します。
Uber EatsやAmazon Prime Nowなど、現行のサービスでも数時間後に食材、食事が届く。
この流れがどんどん加速していけば、ストックする意味もなくなっていくでしょう。
見える位置に置く
在庫の管理をしやすくするため。キッチン、洗面所などの場所ごとに、日用品をまとめておきましょう。
できれば一目でわかるように収納するか、もしくはモノを減らす。そうしておけば、セールに飛びつく衝動も抑えられていきます。
災害時も使えるかを考える
ストックの例外として、「防災用品は持っておく」というものが、ミニマリストの中にはあります。
災害大国である日本で、自分の命の危機を左右する防災用品までストックしないことは、賢い選択とはいえないかもしれません。
そう考えたとき、防災用品を日常生活のストックとして、兼用するのも1つの手になる。
まず何より防災として持っておかなければならないので、「家にあったっけ」という曖昧な意識が少なくなるでしょう。
第二の選択肢を考えておく
- 〇〇で代用できる
- 〇〇の店舗にはなくても、別の店舗にもある
- 〇〇さんに借りる
例えば、上記。何より八方塞がりになるような状況は避けましょう。
どうしても不安な方は、+1を意識する
とはいえ、「必要なとき、ないことに気づいたとき」の2つの局面で、ストックがないことも大きなストレス。
計画外の出費や、時間的ロスが発生してしまいます。
不測の事態の回避と、精神的安定のためにストックは「+1」を意識しましょう。
- トイレットペーパーなら+1箱
- ペンなら種類ごとに+1本
- 飲み物なら+1ケース
+1であれば、収納や管理もそこまで苦になりません。
【ストックをしない】まとめ
コロナ禍で、「品切れ」という状態を多くの人が体感しました。
その結果、ミニマリストの「ストックがきれたら、スーパーに行けばいい。街を有効活用する」が必ずしもそういうことではなくなりました。
ストックをするか、しないか、は突き詰めると「時間とお金の問題」になっていきます。
買いに行く時間を気分転換とするか、面倒とするか。
セールでお金を浮かせるか、ムダ遣いを減らしてお金を浮かせるか。
どちらのスタンスも、最後は自分が決めること。
ただ私が言いたいのは、「たとえ日用品でも、思考停止でモノを溜め込むな」ということです。
ストックには、「場所の確保や収納などの管理」というコストが付きまといます。
また、「家にあったっけ」「セールで買っておかないと」といった考え事も手放せます。
わざわざ悩み事を増やすくらいなら、「ストックをしない」という選択肢も一考の価値があるのではないでしょうか。
では、また。