スマホやPCにまつわる悪影響と、セットで語られる「デジタルデトックス」。
この記事では、その意味や行う理由、やり方について解説。
ぜひ、最後までお読みください。
デジタルデトックスとは?
一定時間、スマホやPCなどのデジタルデバイスやインターネットから意識的、物理的に距離を置くことで、心身のストレスを軽減し、疲労を回復する試み。
あくまでデジタルデバイスやインターネットとの、程よい距離感を保つために行われます。
【デジタルデトックス】行う理由
睡眠不足、メンタルヘルスへの悪影響など、健康面での問題もありますが、根本的な問題は「無駄な時間が増えること」。
- やりたかったことができなかった
- 気づいたら時間がたっていた
- 反応や連絡が気になって集中できない
上記のような原因を引き起こすのが、「ついついスマホを、スキマ時間などに触ってしまう」こと。
睡眠不足やメンタルケアも、1日での余暇時間を確保しておけば、問題は少ない。
確かにダラダラとする時間も、完全には無駄ではない。しかし、結局1日の終わりに心残りを作るなら、デジタルデトックスをする時間を設けましょう。
シングルタスクで集中した方が、結果的に時間を作り出せます。
【デジタルデトックス】やり方
デジタルデトックスのやり方は以下の5つ。
- なぜやるかを考える
- 使用時間の可視化
- デジタルデトックスの周知
- 近場に置かない
- 外部の力(意志に頼らない)を使う
最初の3つは順番を守ると、効果的です。順番に見ていきましょう。
なぜやるかを考える
理由なしに、ある習慣を身につけるのは難しい。特にSNSは人の欲求に基づく、それを行わせる強い誘因(引き起こす原因)があります。
デジタルデトックスをして、「何がしたいか、何を優先したいか」をできれば紙に書き出しましょう。
- 時間はかかるが、叶えたい目標
- 集中しないと終わらない作業
- スマホの触りすぎで、1日の終わりに罪悪感が残る
例えば、上記のような項目です。
使用時間の可視化
どの時間にどれくらいデジタル機器を使っているかを把握できなければ、計画や対策は立てられません。
iPhone、iPad:設定→スクリーンタイム
Android:設定→Digital Wellbeingと保護者による使用制限→Digital Wellbeing ツール
Windows(11):スタート→タスクマネージャー→パフォーマンス→CPU→稼働時間
Mac:メニュー→システム環境設定→スクリーンタイム
Windowsで個々のアプリの使用時間を確認するには、フリーソフトなどが必要です。
これらの情報から、デジタルデトックスをする曜日、時間帯などを決めましょう。
デジタルデトックスの周知
連絡をとりあう人への、デジタルデトックスの周知はしておきましょう。
相手は「何かあったのではないか」と連絡を頻繁に入れてくるかもしれません。
そして、デジタルデトックスで「返信しない時間」を設ける以上、マナーとして「返信する時間」もきちんと伝えておく。
そこにメッセージや連絡を集中させておけば、返信もまとめて行えます。
近場に置かない
- 預かってもらう
- 別部屋に置く
- 寝室に持ち込まない
例えば、上記。
研究では、スマホが目に入るところはもちろん、ポケットにあるだけで、「集中できない」と、影響が確認されました。
存在感があるだけで、自分に影響が及ぶなら「別部屋に置く」もあながち大袈裟ではありません。
外部の力(意志に頼らない)を使う
ここでいう外部の力はアプリとアイテムの2つ。
特に機内モードやスマホ設定内にある、スクリーンタイムの休止時間は、手軽にスマホのロックが行えます。
以下の記事が参考になります。
【デジタルデトックス】まとめ
デジタルデトックスは、日常生活だけではなく、宿泊や旅行にも有効です。
ついつい景色や会話をそっちのけで、スマホを触ってしまう。これでは、「何のためにそこにいるのか」がわかりません。
幸い、ホテルや宿側も「旅先での体験を最大化してほしい」という思いをもちます。
そこからデジタルデトックスプランを設ける、またデバイス機器を排した造りをしている宿もあります。
スマホの悪影響で一番大きいのは、そこに注意が向きやすく、他へ注意や集中が向きにくいこと。
そこから余計に他の作業に時間がかかったり、眼精疲労などの健康への悪影響につながります。
まずは、1日のうちでデジタルデトックスができる時間帯はないかを考えると良いでしょう。
では、また。