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【嫉妬で考えを変える】酸っぱい葡萄とは?意味から原因、対策を簡潔に解説

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ここまで努力したけど、無理だ。どうせ、「〇〇はろくなものではない」。

 

自分の能力不足を棚上げし、自己正当化する考え方である「酸っぱい葡萄」について解説。

 

対策と合わせて、ぜひ最後までお読みください。

 

 

 

酸っぱい葡萄とは?

 

イソップ物語における寓話の1つ。

 

キツネは葡萄の木を見て「美味しそう」と思って手を伸ばすが、位置が高すぎて取れません。

 

どうしても手に入れることができないと悟ったキツネは、「どうせブドウはまだ十分に熟していない。酸っぱいブドウなんて欲しくない」と考えを変えます。

 

キツネはどうして気持ちを変えたのか。

 

【酸っぱい葡萄】原因

 

一言でいえば、自分にとって不都合な事実を避けるため。

 

自分の行動を正当化できる

ストレスが和らぐ

 

その結果、以上の2つのメリットが生まれます。

 

キツネは、「葡萄が美味しそうなので欲しい」という気持ちと「でも自分の力で手に入れることができない」という2つの気持ちを解消できません。

 

そこでキツネは「葡萄は酸っぱいに違いない」と最初の考えを変え、「いらない」と、自分の能力不足を合理化し、もやもやした気持ちを解消します。

 

自分の考えと周りの環境、基本的には前者の方が変えることは容易です。

 

葡萄を取ろうと躍起になるより、「葡萄をいらない」とした方がラク。心理学では、この不快感を「認知的不協和」と呼びます。

 

そして、自分が今取れる選択肢が一番弱い場合(ここでは諦める)、その状況でも満足できるよう、好みを無意識に変える傾向にあります。

 

一番の問題は、当人の中で矛盾が解決されれば、真実はどちらでもいいこと。(葡萄が本当に美味しいかどうかわからなくていい)。

 

優先されるのは、もやもやした感情をなくすこと。したがって認知的不協和は、精神的には満足しますが、本質的な問題解決にはなりません。

 

人は、一度思い込んだものや習慣といったものに一貫性を持たせたいので、後で自分の中で出ている決断を再び変えようとすることは稀です。

 

過去の自分を否定してしまう

 

よって、無視すべき問題でなかった場合、より事態は悪化します。

 

【酸っぱい葡萄】対策

 

対策は以下の3つ。

 

  • 第三者に相談する
  • 強制的に環境を変える
  • 小さな成功体験を積み重ねる

 

第三者に相談する

 

酸っぱい葡萄にあたるものは、欲しいけど手が届きにくいから価値を相対的に下げています。

 

周りの力を貸りて、「それでも欲しいんでしょ」と鼓舞してもらう。

 

その際、同僚や友人など、「自分と価値観が似ている同年代」は避けた方が無難。

 

同じ時代を生きていると、見てきた景色が似て、そこから出る意見や価値観も似る確率は高い。

 

そして、自分のバイアスを強化することにもなります。世代を分けると、「別の考え方」が出る確率は高まります。

 

バブルを経験している世代と、生まれてこの方不景気しか経験していない世代では、あくまで「お金」限定ですが、意見が違うであろうことは想像に難くありません。

 

あくまで「別の意見」を意識的に採用していく

 

小さな成功体験を積み重ねる

 

少しずつでも、手の届く範囲を広げていく。そのためには、葡萄を手に入れるためのステップを細かくしていきます。

 

ダイエット

ジムに行く

運動靴やウェアを準備する

そのための買い物をする

費用を捻出するために、サブスクを1つ解約する

 

例えば、今細かく挙げた要素1つが欠けても、ダイエットは成功しません。

 

「着実に葡萄を取るために行動している」と脳に刻みつけていく。

 

また、「わざわざ買ったからやらないと」という後悔や勿体なさも味方につけます。

 

 

強制的に環境を変える

 

どこに属しているかで自分の意見は変わる。それはその集団の価値観が自分の「常識」になっていくから。

 

自分の会社(環境)が酸っぱい葡萄を生み出しているなら、転職する。その先では、そこでの常識がまたあるでしょう。

 

ただそこでは、自分が欲しかった葡萄は予想より低い位置にあるかもしれません。

 

【酸っぱい葡萄】まとめ

 

「酸っぱい葡萄」はストレスを緩和し、心の平穏を保つように人にプログラムされた心理傾向です。

 

それ自体に問題はありませんが、自分を守ろうとするあまりチャレンジを避け、目標を断念させるものでもあります。

 

「諦めが肝心なもの」と「諦めるべきではないもの」。この境界線は自分で見つけていくしかありません。

 

その一助になる考え方がアドラー心理学という分野の「課題の分離」という考え方です。ぜひ、参考にしみてください。

 

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では、また。

 

 

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