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【やはりそうだった】確証バイアスの意味と対策を解説する

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知らず知らずのうちに自分の思い込みを強化してしまう危険性がある「確証バイアス」について解説します。

 

  • 確証バイアスとは?
  • 確証バイアスの具体例
  • 確証バイアスの実証実験
  • 確証バイアスの対策

 

この記事では上記の4つに触れています。ぜひ、最後までお読みください。

 

 

 

確証バイアスとは?

 

認知バイアスの一種で、自分がすでに持つ先入観や仮説を支持するため、無意識的に自分に都合のよい情報ばかりを集める傾向のこと。

 

自分の考えや仮説に反する情報は軽視したり、イレギュラーとして処理したりします。

 

認知バイアスとは?

先入観や思い込みで無意識のうちに非合理的な判断をしてしまう心理現象。

 

認知心理学者のペーター・カスカート・ウェイソンによって提唱された概念で、日常生活からビジネス、人事評価まで幅広く影響を及ぼします。

 

【確証バイアス】具体例

 

具体例は以下の3つ。

 

  • 血液型
  • 雨男、雨女
  • 投資

 

順番に見ていきます。

 

血液型

 

血液型と性格上の特性に結びつきがあるとするのが、血液型占いです。

 

  • A型は几帳面
  • B型はマイペース
  • O型は大雑把
  • AB型は変わり者

 

具体的には、上記の思い込み。

 

血液型と性格に科学的関連はないとされているにもかかわらず、実生活でA型の人が几帳面に振る舞う態度を見ると「やっぱりそうだ」と、自分の思い込みが強化されます。

 

雨男、雨女

 

「あの人と一緒だといつも雨が降るからあの人は雨男、(雨女)」。

 

「私は雨男(雨女)だから、外に出ると大体雨」。

 

用事がある日に限って雨が続くと「自分は雨男(雨女)」と思い込んでしまうが、たまたまな可能性も大いにあります。

 

投資

 

株において自分が負けていた(保有株の値段がどんどん下がる)としても、根拠のない自信から「自分は絶対に大丈夫」と思い込む。

 

その結果、損切り(これ以上の損を避けるため、保持している株を売却すること)ができない状態。

 

「損をしたくない」という感情に支配された結果、確証バイアスに拍車がかかり、正常な判断ができなくなっています。

 

【確証バイアス】実証実験

 

実証実験として、有名な「ウェイソン選択課題」を取り上げます。

 

ウェイソン選択課題とは?

確証バイアスを用いたロジックパズル。イギリスの認知心理学者、ペーター・カスカート・ウェイソンが1966年に考案。

 

実験参加者(大学生)は、片面にはアルファベット、もう片面には数字が描かれている「A」「K」「4」「7」の4つのカードを提示されます。

 

このとき「カードの片面に母音が書かれているなら、別の面には偶数が書かれている」を確かめるには、どのカードをめくるべきかを考えます。

 

正解は「母音と奇数(Aと7)」をめくることですが、参加者の大半は「A」「4」と解答。これは一見正しいようですが、問題点があります。

 

課題である「カードの片面に母音が書かれているのならば、別の面には偶数が書かれている」が正しいと証明されるには、「奇数の裏に子音が書かれている」かどうかを調べる必要があります。

 

というのも「4」のカードを調べても、条件を満たすことを確認するだけだからです。

 

ここから反対に仮説にそぐわない可能性がある7のチェックを行わないことが明かされます。

 

参加者は確証バイアスから仮定を証明する事実(母音Aの裏に偶数があることや、偶数4の裏に母音があること)を集めようとしてしまいました。

 

【確証バイアス】対策

 

対策として考えられるのは以下の4つ。

 

  • 確証バイアスの理解
  • クリティカルシンキングを用いる
  • 第三者の意見に耳を傾ける
  • 積極的に反証データを集める

 

順番に見ていきます。

 

確証バイアスがあることを理解する

 

まず、思い込みや先入観は消せません。

 

思い込みや先入観が無意識に行動に作用することで、いちいち考えなくてすむ。そして危険を回避できる側面もあるからです。

 

人は思い込みにとらわれてしまうことや確証バイアスに陥ってしまうことを自覚し、理解を深めておく。

 

すると、思い込みや先入観を持つ自分を客観視し、別の行動も選択できます。

 

例えば、「この人〇〇そうだけど、思い切って声をかけてみよう」。

 

また誰しも確証バイアスを持つので、他者理解にもつながります。

 

自分が第三者として、思い込みにがんじがらめになっている相手に建設的な意見が可能になります。

 

クリティカルシンキング(批判的思考)を用いる

 

「クリティカルシンキング」とは、「本当に正しいのか」「別の見方はないか」という客観的視点で物事を吟味し、そこで出た結論や判断に自ら疑いを持って、結論や判断の精度を高めていく思考法

 

クリティカルシンキングはしようと思ったときにするのは難しい(自分で当たり前と思っていることは中々疑えない)ので、日常的に物事に対して適度に疑問を持つ癖を養うことが重要。

 

第三者の意見に耳を傾ける

 

自分の考えに客観性を担保し、修正する機会を設けるために必要です。

 

その際はステイクホルダー(利害関係者)以外の友人や家族、尊敬する方に意見を求めるといい。

 

なるべく率直でどちらの立場にも加担しない人がいればベスト。

 

自分も意見を変えやすい

 

積極的に反証データを集める

 

自分の思い込みや先入観に対して、「それを裏付ける数字やデータは何かあるか」と調べておくことも有効。

 

起こる確率や統計的にはどのようになっているかを把握しておけば、客観的に判断できる一助になります。

 

【確証バイアス】まとめ

 

誰でも自分の考えが間違いであることは避けたいもの。

 

その事実を曲げないために、黒すら白と言える「確証バイアス」はここで挙げた事例以外でも頻繁に見られます。

 

面接や人事評価など

 

正しいと思っていたことが実は正しくないなら、それは誤った判断の種になります。相手としてもたまったものではありません。

 

確証バイアスがあることを理解して、日常生活の物事を適度に疑っていきましょう。

 

では、また。

 

 

 

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