相手の何気ない行動を邪推し、勝手に想像を膨らませる「結論の飛躍」について簡潔に解説。
対処法とあわせて、ぜひ最後までお読みください。
結論の飛躍とは?
十分な根拠が無いのに、悲観的な判断を急ぐ傾向のこと。結論の飛躍には2つのタイプが存在します。
心の読みすぎ
十分な根拠なく、相手の心を悲観的に深読みすること。
例:挨拶が聞こえなかっただけかもしれないのに、「自分は嫌われている」と考える。
先読みの誤り
誰にもわからない将来を悲観的に考えたり、決めつけたりすること。
例:「〇〇に失敗したから」お先真っ暗。
心を読みすぎた結果、先読みが誤っていきます。
【結論の飛躍】対処法
対処法は2つ。
反事実的思考をする
相手に確認をとる
順番に見ていきます。
反事実的思考をする
反事実的思考とは
自分の異なる決定から、実際の事実とは違う別の過程や結果、代替案を想像すること。
積極的に「自分の思い込み」に対して別の可能性を模索します。何より避けるのは、1つの固執した考え方です。
詳しくは以下の記事に書いているので、宜しければご覧になってください。
相手に確認をとる
心の読みすぎは、「相手に確認していない」から始まるので、直接的に確認します。すると、次の先読みの誤りも発生しません。
ただ事情はどうあれ、「確認できないから、困っている」なら、まずは自分一人で問題に対処し始めましょう。
【結論の飛躍】まとめ
「考えすぎだよ」と言われることも言うことも多いなら、些細なことでも「拾うクセ」みたいなものがあるかもしれません。
その際に、重要なことは「自分にコントロール可能な物事か」という判断です。これは、思考にしろ、モノにしろ何か手放すときに重要な指針となります。
クセ自体(情報をキャッチしたい欲、考えすぎることなど)は対処が難しいので、そこからの判断(邪推)を減らしていきます。
結果的に、考えすぎてしまう自分の思考や「結局なんでもなかった」という経験から、結論が飛躍していくことも減少するでしょう。
ぜひ、意識的に「これは本当に考えるべきか」という判断を日常的に行なっていただければ、と思います。
では、また。