「何か楽しいことが行われているのではないか」
「何か有益な情報を取り逃しているのではないか」
上記のような不安を言い表す「FOMO」について解説。
対処法とあわせて、是非最後までお読みください。
FOMOとは?
「fear of missing out」の略語で、訳すと「見逃しや取り残しへの恐怖」。
- 会話や話題についていけなくなる
- 人間関係が希薄になる
- 有益な情報が失われる
上記が主な不安材料。
「何か楽しいことが行われているのではないか」「何か有益な情報を取り逃しているのではないか」という不安
他人の行動や最新情報が過度に気になる
SNSに常時繋がり、コミュニケーションを取ったり、最新情報をキャッチしたりする
自分の知らないイベントや飲み会の投稿があると、自分だけ行っていない(呼ばれていない)と不安になる。
現代では1クリックで「見逃し」を追跡できるようになった。便利になった分、妥協するラインを決めておかないと、追いかける情報は無限になっていくでしょう。
【FOMO】対処法
- 物理的に遠ざける
- 何日間か使わない(デジタルデトックス)
- 他人と比べない
上記はおすすめしない。なぜなら人間の本能に根ざすものに理屈は通じないから。
「見たい、覗きたい」「他人と比較しない」「人とコミュニケーションを取りたい」といった欲求、本能は意思でどうにかなるものではない。
FOMOに潜む根源的な恐怖には、「そこまでSNSを離れても恐れる必要はない」と本人が少しでも自覚的になる必要がある。
SNSで求めているものを他で満たす
オフラインでの出会いを増やし、SNSの利用は連絡確認など、補助的な立ち位置にする。
直接の出会いでコミュニケーション欲求を満たし、グループ参加で承認欲求を満たす。
没頭できる何かをSNSに求めているなら、他に没頭できるものはないかを考える。
SNSの長時間利用も無駄ではないですが、「社会的に有益かつ自分に利益となる」ような没頭とはいえません。
また情報収集でSNSを使う場合は、新聞や本などの活字に置き換える。
「仕事」として出版している以上、まだそちらの方が信用できる度合いは高い。また情報も網羅的です。
他に失われているものに目を向ける
- 日常生活のゆとり
- 長期目標への時間
- 家族との緊密なコミュニケーション
例えば、上記。SNSの長時間利用より、他のことをしている方が有意義と感じれば、依存は減っていく。
繰り返しですが、少しずつでも「時間を減らしても問題ないな」と実感していくことが重要。
【FOMO】まとめ
FOMOの反動として、「JOMO」という単語があります。これは「Joy of Missing Out」の略で、「取り残されることへの喜び」という意味です。
- 受け取る情報を制限する
- 他人の行動を気にしない
- 他人との比較をしない
上記の手段を通じ、自分自身の人生に集中したり、目の前にあることを楽しむ。
そして、自分の生活に充実感を取り戻し、不安を軽減していく。
情報が過度に溢れる現代社会だからこそ、「自分は何を大切にしたいか」に自覚的になる必要があるのでは、ないでしょうか。
では、また。