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【認知の歪み】誤った二分法とは?意味と対処法を解説

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「世の中には○○したいと思っていてもできない人がたくさんいる。なのにお前は今○○をやろうとしない。もっと○○するべき」

 

このように言う人が陥る「誤った二分法」について解説。

 

対処法と合わせて、ぜひ最後までお読みください。

 

 

 

誤った二分法とは?

 

他の選択肢を考慮せず、独断的に2つの選択肢だけしか考えない、または考えさせないこと。

 

似た表現に「白黒思考」「二分法的思考」があります

 

  • 仲間にならないなら、敵とみなす
  • 世の中には「良い人」と「悪い人」がいる
  • 好きでなら嫌いということ?

 

例えば、上記。

 

「好きでなら嫌い」は、その中間である(普通や関心がない)を排除しています。

 

その他、「モートンの熊手」と呼ばれる例もあります。

 

https://www.weblio.jp/content/%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%B3%E3%81%AE%E7%86%8A%E6%89%8B#:~:text=%E3%80%8C%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%B3%E3%81%AE%E7%86%8A%E6%89%8B%E3%80%8D%20(en,%E8%AB%96%E8%A8%BC%E3%82%92%E8%B5%B7%E6%BA%90%E3%81%A8%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E3%80%82

 

【誤った二分法】原因

 

原因となるのは以下の4つ。

 

  • 強制(圧力をかける)
  • 単なる無知(中間にあるものや他の選択肢があることを知らない)
  • 希望的観測(こうあって欲しい)
  • 決めつけ・偏見(〇〇するやつはろくでもない)

 

どれも他の選択肢が理由はどうあれ排除され、グレーゾーンや全く正反対になる可能性を考えていません。

 

自分が望んだ結果にならないことは、誰でも嫌がります。現実に対して自分の認知(考え)を歪めます。

 

【誤った2分法】構成

 

誤った2分法はこのような理論構成になっています。

 

  1. AをしないとBになる。
  2. BではC(ある結果)が成就しない。
  3. ゆえにAをしないとCは成就しない。

 

この場合、反論として

 

  • 1でB、2でCにならない結果を示す。
  • 1、2の根拠を質問する。
  • A→C以外の選択肢を示す。

 

上記の3つが挙げられます。

 

【誤った二分法】対処法

 

主に2つです。

 

他の選択肢を考える

 

何が除外されているかを考えるとよいでしょう。

 

AかBかを迫る相手は、Cを意図的に隠しているかもしれません。

 

一般向けのモデルを買うか、プロ向けのモデルを買うか。

 

営業マンが迫ってきたときは、「買わない」という選択肢が隠されていることに気づきましょう。

 

この場合、隠さないわけがないので

 

グレーゾーン(中間)があることを知る

 

「好きか嫌いか」と単純に二項対立で断言できるものは、決して多くない。

 

男女の仲だけでも

 

  • 普通
  • 関心がない
  • 友達としてなら付き合える
  • 嫌いではないけど、あまり相手にしたくない
  • 恋人は無理
  • 生理的に無理

 

ざっとこれだけあります。

 

面と向かって「嫌い」と言うのも憚られるので、「そうじゃないけど〇〇」と言いたくなるものではないでしょうか。

 

【誤った二分法】まとめ

 

冒頭で述べた「世の中には○○したいと思っていてもできない人がたくさんいる。なのにお前は今○○をやろうとしない。もっと○○するべき」。

 

これは、それぞれの主張自体には問題はありません。事実の列挙ではあるでしょう。

 

ただ周りがどう言おうと、それらは無関係。勝手に関連付けするところに問題があります。

 

誤った二分法は、現実に対して、歪んだ解釈をもたらします。そして歪んだ解釈が元なので、自ずと導き出される結論も歪んだものになる。

 

AかBかで考えると、ラクであります。ただ偏見や思い込みを生み出す原因の1つになるでしょう。

 

では、また。

 

 

 

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