こんな疑問に答えます。
「足るを知る」には意識改革が必要ですが、具体的アクションもこの記事ではご紹介しています。ぜひ、最後までお読みください。
「足るを知る」ための具体的方法
「足るを知る」ための具体的方法は以下の3つ。
- 自分の軸を知る
- 自分にはない価値観、世界を知る
- 普段の何気ない行動に感謝する
順番に見ていきましょう。
自分の軸を知る
自分はどの時に、またはどのラインで「幸せ」を感じるかを知ることです。自分の満足を追求していきましょう。
- 大きな目標に挑戦をしているとき
- 仕事を終えた後のお酒を嗜んでいるとき
- サウナで整っているとき
- 年に数回のご褒美のお買い物をしているとき
例えば上記。
その項目を最大化する行動を心がける。
例えば、サウナでは
週○日行ければいいのか、そのための時間と金銭の確保
遠征を考えているならば一緒に行く友人を作ること、その情報を知るための人脈
以上の2つが考えられます。
自分の幸福感に向かって行動しているので、ストレスはなく、また「そこまで手間とお金がいらない」項目も出てきます。
世間一般で言う地位や名誉、財産といった「地位材」と呼ばれるものも必要ですが、平穏や健康などの「非地位材」も必要です。
コスパが良い「幸せ」を複数項目ピックアップしておきましょう。
自分にはない価値観、世界を知る
こんな言葉を知っていますか?
「Everything has cost」
意味はすべてのことに苦労や悩みがあるということ。
今のあなたがどんな身分であろうと、苦労や悩みが尽きないと思います。サラリーマンなら理不尽な命令や上がらない給料、フリーランスは定期的な仕事の受注と、サラリーマンと比べて重い税金の負担。
世間では一般的に成功者である社長ですら、株主の意向を汲み取らなければなりません。その株を買う投資家も暴落に怯えている。
ニートもニートで養ってくれる人がいなくなったらどうなるか、将来について悩んでいます。
当たり前のことですいません。結局何が言いたいかと言うと、どれだけ高い身分や金銭的価値のあるものを手に入れても悩みはつきまとうということ。
その悩みや苦労はなくなりません。しかし、思いやることはできます。そのために「自分にはない価値観を知る」ことが1つの方法です。
仕事なら業界や雇用形態、上からの指示などを知っていれば、相手を思いやる助けとなるでしょう。人それぞれの苦労を知れば、比較して「自分が持つもの」に目が向きます。
自分の思考を転換するよりは、「今の自分にはこれだけあるのだから、頑張ろう」または「周りの人がすごいから、今の自分にあるものを磨こう」という思考プロセスを利用することで「足るを知る」。
具体的行動としては、読書や異業種交流、セミナーが挙げられるでしょう。
普段の何気ない行動に感謝する
食事、風呂、就寝などの毎日のルーティンも道具の生産をしてくれる方や、インフラを支える人がいて成り立っています。
これも当たり前で、道徳の授業で行うような内容なので今更言われることでもないかもしれません。しかし、「意識して感謝する」という行動に移せている人は少ないのではないでしょうか。
「住めば都」の言葉が示す通り、環境の変化に人間は適応します。進化には有利ですが、資本主義に組み込まれた結果として「さらに大きな家」「さらに多くの収入」「さらに快適な暮らし」を求めてしまいます。
日本の社会構造が資本主義なので、従うのはむしろ正解なのですが、「際限がない」ということを知らないと破滅へ片足を突っ込むことにもなりかねません。現実問題、お金がないので一定の歯止めがかかりますが、「今の自分のない状態」に強烈にストレスがかかります。
今の自分の状態も「生かされている」。裏の人への感謝を忘れない。毎日のルーティンをこなせているだけでもありがたいことを知る。
これは意識改革をしない限り、自分の高い身分や金持ちから一生気づかない人もいるでしょう。究極的には「収入の少ない暮らし」をすれば嫌でも自覚しますが、これも先程挙げた「自分にはない価値観、世界を知る」ことで解消されます。
【足るを知るための具体的方法】まとめ
具体的アクションは「常日頃の1つ1つの行動ができることを感謝して、人それぞれの苦労を知る。そのために読書や異業種の人に会いに行く」です。
より多くを求めることは自然ですし、全く問題ありません。きちんと限度を決めれば。そのために豊かさを得る目的とそこからどうするかを考えること。そして書き出していきましょう。
自己啓発でさんざん口酸っぱくいわれる、「目標や目的を紙に書き出すこと」。これはそれだけ言われるだけあってやはり有効です。
年収〇円。月収○円。これがどのような支出で出ていくのかを知らない限り、あなたの勤務時間や労働の苦役は解消されません。「足るを知る」のはあくまで最低ラインですが、知っておくことで心に余裕ができるでしょう。
では、また。