
こんな疑問に答えます。

冷蔵庫を断捨離するにあたって、代わりとなるようなモノをこの記事では紹介しています。
先に個人的ベストを挙げておくと、「ミニ冷温庫」です。
「モノを所持しなければならない」というデメリットを許容できれば、一番メリットが多いと判断しました。(理由は後ほど)
ぜひ、最後までお読みください。
「冷蔵庫の代わり」の選び方
チェックするポイントは以下の3点。
- 容量
- 手間の少なさ
- 金銭面
ただ、まずは自分が必要とする量、種類の把握が先決です。
- 1食に必要な量とメニューの食材は何か
- そもそも食事をある程度固定できるか(そのほうがラクではあります)
- 数日の備蓄をしたいか(使い切るか)
- アイスや冷凍食品を保存したいか(その場合は要冷蔵)
- 常温の飲み物で我慢できるか
例えば上記。
不必要な機能や大きさを選んでしまうと、家庭用冷蔵庫よりは金銭的ダメージは少ないですが、所有コストがかさみます。
容量で選ぶ
大きさはもちろん、棚の段数や自分が飲むペットボトルが入るかどうかもチェック。
面倒ですが、いつも買う食品をピックアップして寸法を測れば、失敗は少なくなります。
金銭面で選ぶ
- 電気代
- 所有コスト(保管スペースの確保)
- スーパーに行く、または頻度の多さで失われる時間
- 手間の多さ(余計に時間がかかる)
時間と金銭は通常、トレードオフの関係になるので、目に見える「電気代」だけに踊らされないように注意。
ストレスで選ぶ
掃除や処分といった、わかりやすいストレスはもちろん、「常温で保存できる食材か」「菌が繁殖しないか、そのために涼しい場所で保管しなければならないか」といった精神的なものもあります。
どちらを許容できるかによって重要度は変わります。

【モノ】冷蔵庫の代わり
何かを所持する場合、考えられる選択肢は以下の4つ。
- ミニ冷蔵庫(ダウンサイジング)
- 冷温庫
- クーラーボックス
- 保冷バッグ
順番に見ていきます。
ミニ冷蔵庫
今まで家庭用冷蔵庫を使用していた人や「そんなに容量が必要ないかな」と思い始めたような人が該当します。
「冷蔵庫を手放すこと」はデメリットが生まれますが、ダウンサイジングは基本的にメリットしかありません。上記の選び方を参考に選ぶことをおすすめします。
冷温庫と比べて、冷凍食品やアイスを保管したい人に向いています。
冷温庫
最初に書いた通り、ベストな選択肢と思えるのが「保温庫」です。
冷温庫とは?
保冷も保温も可能な電化製品。スイッチで温度を切り替えられ、夏冬の時期にも食品の保管を最適に行える。
冷蔵庫との違い
冷蔵庫はモーターを使って冷却する「コンプレッサー方式」なのに対して、冷温庫は電流によって冷却・加熱を行う「ペルチェ方式」が採用されています。 そのため、冷温庫は稼動音が小さいものの、保冷効果はあまり高くありません。 ほとんどの商品が氷点下までは冷えないので、冷凍食品・アイスの保存には不向きです。
引用:冷温庫のおすすめランキング16選|電気代は安い?【ハイコーキ・ツインバードも】
食品をキンキンに冷やしたり、熱々にしたりといったことはできませんが、今の温度を維持することができます。
食事の際(多くは1食分)に必要とする量と種類を完璧にカバー。
- 卵
- キムチ
- 納豆
- ヨーグルト
- R-1
例えば上記。常温でも問題なくはないですが、どうしても菌の繁殖や匂いが気になる。気にならなくても、「気をつけなくなくてはならない」が悩みとして出てきます。
家庭用冷蔵庫の「腐ってしまった(使いきれなくて)」と同じ悩みを抱えては、何のための断捨離か意味がわかりません。
コストも自炊や将来の健康にかかる医療費、個包装での割高料金の回避で、回収可能です。
ボタンやディスプレイ、ロゴが小さいモノを選ぶとごちゃごちゃしないのでおすすめ。
クーラーボックス
多くは釣りやキャンプで使用される「クーラーボックス」も選択肢の1つです。
電気代がかからず、手放すのも冷蔵庫に比べてラクですが、保冷剤や氷が必要になります。
氷はスーパーで無料で用意できますが、買い物袋+氷の重さを運ぶのはしんどいし、「身軽」にほど遠い。
また、金銭的にも得は少ないです。(スーパーに出向く時間と、保冷剤を入れる手間)
保冷バッグ
クーラーボックスに比べ、コンパクトに折りたためますが、保冷能力は低くなります。効果を長続きさせるには、こちらも保冷剤が必要になります。
保冷能力は4〜6時間。日を跨ぐ程度しか出来ません。基本的には1日で食べ切ることが前提です。
【モノ以外】冷蔵庫の代わり
考えられる選択肢は3つ。
- 街を有効活用する
- 1日で使い切る
- 常温食材のみにメニューを絞る
順番に見ていきます。
基本的には「冷蔵庫なしでどう過ごすか」に焦点が絞られます。
街を有効活用する
外食やスーパーを活用する方法です。
- スーパーの近くに住む(何回も行くことを厭わない)
- 多くの定食屋やレストランが周りに存在する
- 行きつけをローテンションできるような場所に住む
自炊をしない、都市部に住んでいる人が比較的に対象となるでしょう。
1日で使い切る
毎日スーパーに行くことを厭わない人が対象。帰り道にふらっと立ち寄れればベスト。
散歩がてらに出向くのもいいでしょう。ただ、そこでだらだら時間が過ぎてしまう(目移りする、混む)なら、見直す価値が出てきます。
常温食材のみにメニューを絞る
冷蔵品(アイスや冷凍食品)を購入しないのも手。「冷凍食品は割高だし、アイスもたまにでいい」というような人は向いています。

【冷蔵庫の代わり】まとめ
選択肢は以下の7つでした。
- ミニ冷蔵庫(ダウンサイジング)
- 冷温庫
- クーラーボックス
- 保冷バッグ
- 街を有効活用する
- 1日で使い切る
- 常温食材のみにメニューを絞る
ただ、繰り返しになりますが、自分が必要とする量、種類の把握が先決です。
この作業がなければ、「ベストなサイズ感」を選びようがありません。デザインやロゴ、ディスプレイなどは二の次です。
冷蔵庫は家具と同じく、処分や引っ越しに手間取ります。自分に必要なサイズ感を知るだけでも、決して損はないはずです。
では、また。