ミニマリズム

ミニマリストとプレッパーは相性が良い理由

スポンサーリンク

 

ミニマリストとは、「不要な持ち物を減らすことで、身の回りの物を厳選し、自分に必要な最小限の物だけで暮らす人」

 

それに対してプレッパーとは、一言でいうと「有事に備えてモノを蓄える人」

 

一見すると、両者は相容れないように思える。一方はモノを溜め込まない、一方はモノを溜め込むから。

 

それでも両者は調べていくと共通点が多い。今後は両者の立場をハイブリッドしたライフスタイルも増えていくとさえ思える。

 

本記事ではその理由を含め、ミニマリスト視点でのプレッパーの生き方を見ていく。

 

プレッパーとは?

 

冒頭に述べた通り、一言でいうと「有事に備えてモノを蓄える人」。英語のprepare(準備する)が由来の造語。

 

有事は自然災害や経済危機から、核攻撃やゾンビの襲来など。実際に起こると言われると可能性は低い出来事まで、幅は広いです。

 

では何を備えるかというと、食料品と生活用品、自衛のための銃火器など。核シェルターや家畜など、大袈裟に思われる程度まで備える場合もあります。

 

古くはアメリカにおいて1950年代の核への脅威から始まり、その後の経済危機や自然災害で徐々に考え方が広まりました。アメリカが銃社会であることを考えれば、銃火器という物騒な単語も理解できるかもしれません。

 

プレッパーと一口にいっても様々ですが、共通認識はインフラや物流が止まり、社会的なパニックが起こる。一部の人間は暴徒化し、略奪や戦闘が起きるということ。

 

備えの量に関しては、個々人がどこまでの脅威が襲ってくると考えているか。(数日間の被災から世界の終末まで)また、不安の程度によります。

 

詳しくはこちらのnoteが解説しています。

 

https://note.com/minan_o/n/nb982fcdebe34

 

プレッパーが今、注目される背景

 

背景にあるのは、新型コロナウイルスのパンデミック。買い溜めをする人を見て、自然災害の脅威を肌で感じたことが挙げられます。

 

近くのスーパーやネット通販で、「欲しい」と思えばタイムラグがほぼなく手元にある時代。しかし、それはあくまでも製造や物流が問題なく動いている場合のみ。

 

「日用品や生活必需品が有事の際に手元にない」という状況を、新型コロナで私たちは体感しました。

 

ミニマリストは自分の周りにモノをおかず、図書館やスーパーなど施設をうまく活用します。

「必要なものを必要な時に必要な分だけ買って消費する」。この姿勢を意識しています。

 

しかし、その頼みの綱であるスーパーでモノを買えない事態になると、少しは「備蓄」をしなければならない。

 

「必要なものを必要な時に必要な分だけ買って消費する」というライフスタイルは、製造や物流が正常に機能している際には問題になりませんが、パンデミックであるコロナ禍ではリスクとなる。

 

従来の必要最小限の持ち物に加え、自然災害に備えた備蓄も視野に入ることになりました。

 

そういった、「モノを極力溜め込まなくても生活できていた」状況から「自然災害などのリスクに備えなければならない」状況になったことで、常日頃から備えを万全にしているプレッパーが注目されることとなります。

 

※ミニマリストでも備蓄を意識する例

 

 

プレッパーとミニマリストの相性の良さ

 

大きく分けて3つ。

 

  • 余白がある
  • 場所に縛られない
  • 心の余裕をより追求している

 

順番に見ていきます。

 

余白がある

 

備蓄品を蓄えるには当たり前ですが、スペースが必要です。ミニマリストもプレッパーも必要な「余白」を確保しています。

 

すっきりとした整理されている空間でも、「いざというときの備えを置いておけるスペースがない」という方は意外と多いのではないでしょうか。

 

削ぎ落としを意識しているミニマリストはそこに「備蓄品」という新たな必要最小限を加えることができます。

 

ミニマリストの佐々木典士さんは、「モノの少なさと言う点で、非常事態とミニマリストの生活が共通する」と述べています。

 

ミニマリストはプレッパーの共通認識(インフラや物流が止まり、社会的なパニックが起こる。一部の人間は暴徒化し、略奪や戦闘が起きる)が図らずとも意識されていると感じています。

 

場所に縛られない

 

プレッパーはあらゆる事態を想定して完全防備する方もいれば、備蓄はほどほどにモノに依存しない、サバイバル知識を身につけている方もいます。

 

注目したいのは後者。住居に縛られることの少ないミニマリストにとって、備蓄をしつつ有事の際には、拠点を移動できるという身軽さに共通点があります。

 

一例として挙げられるのは、作家・ジャーナリストの佐々木俊尚氏。

 

東京も含め、国内の3カ所に住居を構えており、それぞれの家に、着替えや歯ブラシ、パソコンのアダプターなど、生活し、仕事をするための最低限の物が置いてある。佐々木さん自身はパソコンとスマートフォンを持って、それぞれの拠点間を移動するだけ。つまり、ミニマリストとプレッパーを兼ね備えたライフスタイルだ。

引用元:https://news.yahoo.co.jp/feature/1747/

 

冒頭の「今後は両者の立場をハイブリッドしたライフスタイルも増えていくとさえ思える。」はここが根拠になります。

 

心の余裕をより追求している

 

モノに埋もれたり、管理のコストを考えてモノを減らすミニマリスト。有事に備えてモノを蓄えるプレッパー。どちらも心の余裕を追求しています。

 

そこには必要以上の恐怖や不安が背景にあるかもしれません。考えれば、「モノが溢れているから何だ」、「世界の終末などあるわけない」、と思われるのも不思議ではありません。

 

それでも、不安や恐怖に対抗する手段として、自分にできることはしておく。何かあってからでは遅い。災害大国の日本では特別なことではないかもしれません。

 

長期目線に立って、何か言われるとしても「備えない不利益」に比べればまし、と思えるかが鍵となるでしょう。

 

【ミニマリストとプレッパー】まとめ

 

ミニマリストは大量生産、大量消費の時代にモノの所有が「豊かさ」を表していたのに対し、

「最小限のモノで暮らす」というスタイルをアンチテーゼとして掲げています。

 

スマホの台頭から始まり、サブスクやテレワークの普及で「モノに縛られない生き方」は今後も加速はするでしょう。

 

それでもコロナウイルスのパンデミックで、ミニマリストの暮らし方では対処できない状況が生まれました。そこで再びプレッパーと呼ばれる「モノを蓄える」スタイルが注目されました。

 

ミニマリストの生き方をベースにしつつ、有事にもしっかり備えるためにはモノを貯めること、居住空間を複数用意しておく。その必要性を突きつけられました。

 

しかし、そのための余白はミニマリストなら確保できる。必要最小限をどこにおくかは人それぞれですが、新型コロナを景気に備蓄品もその一部となったのではないでしょうか。

 

では、また。

 

 

スポンサーリンク

-ミニマリズム
-

© 2022 Less Powered by AFFINGER5